2026年1月29日

子宮内膜症は、本来は子宮の内側にある「子宮内膜に似た組織」が、子宮以外の場所にできてしまう病気です。 20〜40代の女性に多く、月経痛や慢性的な下腹部痛、不妊の原因となることもあります。
子宮内膜症はどこにできる?
子宮内膜症はさまざまな場所に発生しますが、特に多いのは卵巣、骨盤内の腹膜、子宮と直腸の間(ダグラス窩)などです。 卵巣にできた場合は、内膜症性嚢胞(いわゆるチョコレート嚢胞)と呼ばれます。
よくみられる症状
- 月経のたびに強くなる下腹部痛・腰痛
- 市販薬では抑えきれない月経痛
- 月経時以外にも続く下腹部の痛み
- 性交時の痛み
- 排便時の痛み(月経中に強くなることがあります)
- 不妊
症状の強さと病変の広がりは必ずしも一致せず、軽い病変でも強い痛みを感じる方もいれば、 進行していても症状がほとんどない場合もあります。
どうやって診断する?
問診や内診、超音波検査(エコー)を中心に診断を行います。 卵巣の内膜症性嚢胞は超音波検査で確認できることが多く、必要に応じてMRI検査を行うこともあります。
治療の選択肢
子宮内膜症の治療は、症状の強さ、年齢、妊娠希望の有無などを考慮して決定します。 主に以下のような方法があります。
- ・鎮痛薬による対症療法
- ・低用量ピルや黄体ホルモン剤によるホルモン療法
- ・必要に応じた手術療法
痛みを我慢し続ける必要はありません。症状やライフプランに応じて、 無理のない治療を一緒に考えていくことが大切です。
