
当院で対応できる皮膚の疾患
当院で対応できる皮膚の疾患
男性、女性を問わず、日々をアクティブに過ごすなかで、「肌のコンディションを整えること」も日課の1つになっている方も多いのではないでしょうか。
当院では、
「これは病気?それともスキンケアで治るもの?」
「薬に頼りすぎたくないけれど、しっかり治したい」
など、患者様の様々なお悩みに寄り添った診療をご提供いたします。
「自分の肌と、もっと上手に付き合う」ための第一歩として、ぜひ一度ご来院ください。
顔・背中・胸元などにできるにきび(尋常性ざ瘡)は、皮脂分泌の増加や毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖などが関係する皮膚の炎症性疾患です。思春期だけでなく、ホルモンバランスの乱れやストレス、化粧品、マスクの摩擦などにより、成人の男女にも多く見られます。当院では、外用薬・内服薬を基本に、必要に応じて婦人科と連携、また美容皮膚科治療も併用しながら、多面的なアプローチで改善を目指します。
いぼは主にヒトパピローマウイルス(HPV)による感染で、手足や顔など皮膚の表面に隆起として現れます。水いぼ(伝染性軟属腫)はウイルス性のやわらかい小さなできもので、子どもに多く見られます。いずれも見た目が気になるだけでなく、触れることで他の部位や周囲の人に感染することがあるため、早期の治療が大切です。当院では年齢や症状に応じて治療法を検討いたします。
ほくろは多くの場合、良性の皮膚腫瘍ですが、形がいびつだったり、急に大きくなったり、色がまだらな場合には悪性黒色腫(メラノーマ)などの可能性もあります。ダーモスコピーという拡大鏡を用いて専門的に観察し、状態を正確に見極めた上で治療法をご提案します。
しみは紫外線や加齢、ホルモンバランスの乱れなどが原因でメラニンが蓄積し、肌表面に色素沈着として現れるものです。特に40代以降の女性に多く見られますが、早期に適切なケアを行うことで改善が可能です。当院では、内服薬・外用薬を用いた基本治療に加え、美容皮膚科での選択肢もご案内しています。肌質や生活スタイルに合わせた治療で、透明感のある肌づくりをサポートします。
うおのめやたこは、足の裏や指などに生じる角質の増殖で、圧迫や摩擦が繰り返されることで形成されます。歩行時に痛みを伴うことも多く、靴の選び方や歩き方が影響していることがあります。市販のパッドなどでは根本的な改善が難しい場合も多く、当院では医師による正確な診断のもと、角質の除去や足の使い方のアドバイスを含めた治療を行います。再発予防を視野に入れたケアで、快適な足元を取り戻しましょう。
蕁麻疹は、皮膚に突然あらわれる赤みや膨らみ(膨疹)と、それに伴う強いかゆみが特徴の皮膚疾患です。数分から数時間で消えることが多い一方で、毎日のように症状が繰り返される慢性蕁麻疹も存在します。原因としてはアレルギー、ストレス、体調の変化、特定の食品や薬剤などさまざまなものが考えられますが、明確な原因が特定できないことも少なくありません。当院では、丁寧な問診をもとに、抗ヒスタミン薬などを用いた症状のコントロールと、必要に応じたアレルギー検査を実施します。再発や長期化を防ぐためにも、早めのご相談をおすすめしています。
水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚や爪に感染して起こる病気です。足の指の間の皮むけやかゆみ、爪の変色や肥厚などの症状があり、特に高温多湿な時期に悪化しやすい傾向があります。市販薬では十分な効果が得られないこともあり、自己判断で放置すると症状が悪化したり、周囲に感染が広がる可能性もあります。当院では顕微鏡検査や培養検査を行い、正確な診断のもと、外用薬や内服薬を使い分けて治療を行います。爪水虫も医療機関での治療が必要ですので、気になる症状がある場合はお早めにご相談ください。
白斑(尋常性白斑)は、皮膚の一部が白く抜けて見える自己免疫性の病気で、顔や手足など目立つ部位に発症しやすく、心理的な影響も大きい疾患です。当院では、それぞれの病状やライフスタイルに応じて、保湿・薬物療法に加え、紫外線療法や生活指導を含む包括的な治療方針をご提案しています。
乾癬は、皮膚に赤みと銀白色の鱗屑(皮膚のかさぶたのようなもの)を伴う慢性の炎症性疾患で、自己免疫の異常が関与しているとされています。ストレスや感染症、生活習慣などが悪化因子となることもあります。一方、円形脱毛症は突然一部の毛が抜け落ちてしまう病気で、こちらも自己免疫の関与やストレスが原因と考えられています。当院では、それぞれの疾患に対して外用薬・内服薬・紫外線療法などを組み合わせ、症状や進行の程度に応じた個別の治療を行っています。再発しやすい疾患だからこそ、継続的なフォローと生活環境の見直しも含めたサポートを重視しています。
蚊やダニ、ハチなどの虫刺されは、かゆみや腫れにとどまらず、体質によっては強い炎症や色素沈着を起こすこともあります。適切な外用薬で早期に対処することが重要です。当院では抗ウイルス薬による治療に加え、痛みの管理など、適切な対応を行います。発疹が出たら、できるだけ早くご受診ください。
日常生活の中での軽いやけど(熱傷)や、強い紫外線を浴びたことによる日焼けも、皮膚にとってはダメージの大きい外傷です。やけどは重症度に応じて冷却・軟膏・被覆材などを使い分けて適切に処置を行うことで、感染予防や傷跡の軽減が期待できます。また、日焼けによる赤みや痛み、乾燥、後の色素沈着に対しても、皮膚科的なケアが効果的です。当院では、損傷の程度を正確に見極め、炎症の緩和と早期回復を目的とした治療を行います。自己判断せず、違和感を感じた段階でご相談いただくことをおすすめします。
粉瘤(アテローム)は、皮膚の下に袋状の構造物ができ、老廃物がたまってしこりのように見える良性腫瘍です。炎症を起こすと赤く腫れたり、痛みを伴って化膿することがあります。皮膚腫瘍には他にも多様な種類があり、良性・悪性の判断には専門的な診断が必要です。当院ではダーモスコピーを用いた視診や、必要に応じて切除・病理検査を行い、適切な治療をご提案します。見た目の変化やしこりが気になる場合は、自己処理せず、早めに医師の診察を受けることが大切です。
アトピー性皮膚炎は、かゆみの強い湿疹が繰り返し現れる慢性的な皮膚疾患で、乳幼児から成人まで幅広い年代に見られます。皮膚のバリア機能が低下しているため、乾燥や汗、ハウスダスト、食物、ストレスなどのさまざまな刺激に反応して悪化します。症状には個人差があり、良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。当院では、保湿やスキンケアの指導に加え、ステロイド外用薬や抗アレルギー薬などを適切に使い分け、炎症を抑える治療を行います。長期的に上手にコントロールし、再発を防ぐための生活指導も大切にしています。
乾燥性湿疹は、特に冬場など湿度が低い季節に悪化しやすく、皮膚の乾燥によってバリア機能が低下し、かゆみや赤み、小さなひび割れなどが生じる湿疹です。高齢者やアトピー素因のある方に多く、すね・腕・背中などに症状が現れやすい傾向があります。市販の保湿剤では十分に改善しないことも多く、当院では医療用の保湿外用剤やステロイド外用薬を適切に使用し、症状の改善を図ります。また、入浴方法や衣類の選び方など、生活面でのアドバイスも行い、再発予防をサポートしています。
乳児湿疹は、生後まもない赤ちゃんの顔や体にできる湿疹で、皮脂の分泌過多や刺激、乾燥などが原因となって発症します。赤みやかさぶた、じくじくした状態が見られることもあり、かゆみで機嫌が悪くなることもあります。自然に治ることもありますが、症状が強い場合は医師の診察と適切な治療が必要です。当院では、刺激の少ない洗浄方法や保湿ケアの指導を行い、必要に応じて炎症を抑える外用薬を処方いたします。赤ちゃんのデリケートな肌に合わせた優しい治療を心がけていますので、安心してご相談ください。
ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)による感染症で、唇や陰部などに水ぶくれやただれが生じ、ピリピリとした痛みを伴います。一度感染するとウイルスは神経節に潜伏し、疲労やストレス、発熱などをきっかけに再発を繰り返すことがあります。特に発症初期に治療を開始することで、症状の重症化を防ぎ、回復を早めることが可能です。当院では、抗ウイルス薬の内服や外用を組み合わせた治療を行い、再発予防にも配慮したケアをご提案しています。帯状疱疹は、水ぼうそうウイルスが再活性化して神経に沿って発症する病気で、皮膚の赤みと水ぶくれ、そして神経痛を伴います。特に高齢者では重症化や後遺症(帯状疱疹後神経痛)を残すこともあるため、早期診断・治療が鍵になります。早めの受診が、症状の拡大防止につながります。
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